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FAREWELL TO AN OLD TRAFFORD HERO

(The Busbyway com. / by Chudi)

子供たちは、フットボールのとてもロマンティックな夢を思い描く。
試合にそれほど詳しくなくても、最初のフットボール・ヒーローとしてストライカーに彼らの多くが群がるのには理由がある。

その試合でリードしたり勝ったりするチームと同じように、栄光のすべてを手にするのがストライカー。人はCBの土壇場のタックルや、カップ戦決勝の89分に1-0でセーブするGKを記憶するだろう。だが、終了のホイッスルが鳴って見出しを飾るのは、決勝点を決め拍手喝采されるストライカーなのだ。

自分自身の性格ゆえに、私はいつも好戦的な選手に惹かれる。良いゴールスコアラーと認めても、容赦なくチームを急き立て、敵に1歩も譲らない姿勢でピッチを襲撃するロイ・キーンのように、彼らが私の目を奪うことはない。

だが、ルートがユナイテッドに加入した時から、この考えはすっかり変わった。

私はルートに、観ていて実に愛すべきストライカーを見出した。同時期のプレミアでアンリというマジカルな選手が引き合いに出されていたにも関わらず、私は彼を世界中の誰とも交換したいとは思わなかった。

人はルートの欠点を指摘するのが大好きだった。奴は速くはない、ボックス外ではクソだとか何だとか…私のシンプルな答えはこうだ。「奴にボックス内でボールを渡せば、10回に9回は笑えるぜ」もしくは「そんなに奴が哀れなら、何人ものDFが立ちはだかって何が面白い?」。そしてどちらも当てはまる。ルートは純粋にゴールマシンであり、奴に何を期待すべきか解っちゃいても、その時には期待せざるを得ないのだった。

私は奴とサインした時点で、奴のことを知ってたとは言わない。移籍がフィットネスの問題で破談になったのは覚えてるが、だが我々が突き返した事実や、1年待って他の選手を探している事を知らされても、奴は失望したりしなかった。


その5年間は、数え切れないほどのチームを切り刻むような、夢の重荷を背負ったゴールだった。1シーズンで36得点、次のシーズンはルートが欲しがれば44得点も本当にしてみせた(今のプレミアに蔓延する欺瞞とは違う!)。奴は皆のヒーローとなり、時には我々を窮地から救うのに必要とされ、奴は充分に応えた。他でもない、デニス・ロウが長年持つ欧州記録を破ろうとする試合のこと。2-0で負けていたリヨン戦で、ルートは欧州29&30得点目をユナイテッドの為に挙げ、ポイントを救ったのだ。

沢山のハイライトと共にここでの奴の時間からすれば、結果的に奴の見せたゴールプレミアタイトルとFAカップとは、滑稽になってしまう。

だが私は、ルートにはゴールや勝利以上のものがあった気がする。奴がファンと築いた真の人間関係(あのガナーズ戦のPKで雪辱のゴールをした時、我々のうちどれほどが正しくそう感じた?)、そんな奴の評判は、奴がやらかした行いによってクラブを離れても、曇ることはなかった。あんな件があっても、奴は常にユナイテッドを良い言葉で語ったし、去年はサー・アレックスと和解までして、その最後のページを閉じたのだ。

ルートは輝かしいゴールスコアラーであり、輝かしいゴールを何度か決めた。奴に贈る事のできる最高の賛辞は、クラブにおけるデニス・ロウ以来の偉大なるゴールスコアラーだということだ。ハビエル・エルナンデスの魅力の1つは、時折ルートの面影を覗かせることで、もし彼がどこかでルートの素晴らしいゴール・セレヴレイションをするならば、その時彼も同じように愛されることだろう。

ユナイテッドの後、スペインやドイツでの活躍でもルートはゴールし続けたが、年を取るにつれそれを見出すのが難しくなるのは予想されていた。やがて、先日マラガがスポルティング・ヒホンを破り、CLを決めたのと同じくして、ルートはそれが奴の最後の試合だと発表したのだった。

ユナイテッドが得失点差でタイトルを逃したのと、クラブ史上最高のゴールスコアラーが試合から身を引いたのが同じ日だとは、恐らく、皮肉を含む残酷さだ。だが奴の花道で、全盛期における我々自身の感謝を込めて、奴に会える機会が来るに違いない。


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そんなに多くはないけど暴れ馬トリビュート記事をいくつか読んで、中でも一番心に響くのは、やっぱり赤悪魔ファンの言葉なのだった。スペインでも(ラテンらしく)いささか大仰なフレーズで賛辞や感謝を贈られているし、それは有難いけど、でもそうゆうものじゃないんだよなあ的な居心地の悪さも感じてしまう。

赤悪魔ファンは、良い時も駄目な時も、白ルートも黒ルートも見ている。ルートがもたらしたものは、「グランデ」とか一言では語れない。もっと複雑なものだった。この記事のように、ファンやクラブとは単なるゴールマシン以上の、人間臭い関係があった。沢山ゴールしたって、例えデニス・ロウ様の記録を超えたって、赤悪魔ファンはそれだけで手放しで褒め称えるものではないんだ。だからこそ、その言葉が沁みる。

ルートの思い出をゴールシーンで語るのは難しいけれど、敢えて挙げるなら、あのガナーズ戦で決めた1年越しのPKは本当に特別なもので、一つの象徴だった。赤悪魔ファンの記憶に残っていてくれて本当に嬉しい。かつてキング・オブ・ストレットフォードエンドと呼ばれたデニス・ロウ以来の、真の10番。そこには数字以上の意味が込められているし、そう認めてもらえるのは、なんて嬉しい事だろう。

ああ一度でいい、例え婆さん(爺さん)になっても、オールドトラッフォードへ帰れるその日をずっと待ち続けるよ…
# by tototitta03 | 2012-05-24 00:02 | Ruud | Comments(0)

ドタキャン



NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!
ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
# by tototitta03 | 2012-05-23 01:58 | Ruud | Comments(2)

ごちそうさま!

公式会見でのインタビュウ、続き。

- マドリーとマラガにおけるスペインでのキャリアにはどんな評価を?

「2006年に俺は30でマドリーに来た。誇りに思える舞台だよ。偉大なチームでプレイ出来て、タイトルを獲得して、幸運だった。ベルナベウのファンから愛されるのは素晴らしい。俺は今シーズンに賭けたし、個人的にはそれが叶わなくて、だから1月か2月にはフットボールから離れようと思ったんだ。それがハッキリしたら気持ちが落ち着いたし、それで俺はチームを助ける別のやり方を探し始めて、ベンチからのプレイをすることにした。何もかもやったよ」

- マラガは君にもう1年契約延長を申し出たの?今後どうするの?

「クラブとのコミュニケイションはとても良好だよ。俺達はもう1年延長とはならなかった。クラブの皆がほぼ俺のプランを知ってるはずだから、話し合いはもうハッキリしてたんだ。今後どうするかって?解らない。ピッチ上の最後の瞬間までプロシェッショナルとしてプレイした。俺はサヨナラを言う為にプレイしたんじゃない。最大限、全力でプレイしたんだ。そして今、自分の家族や友人との時間を分かち合う時が来た訳で、将来の事はそれからだな」

- 今シーズン、マラガに何をもたらした?これは夢の終わり?
「このエンディングは見事なものだった。引退を迫られるような怪我もせず、ほぼ36才でフットボールにサヨナラを告げる、それって物凄く大きいよ。それに加えて、CLを決めてこんなにも幸福感に溢れてる。歴史的な年にしたんだ」

- どこのチームでプレイしても君は常に喝采を浴びてる。それについてはどう?
「最高だよ。それぞれのプロフェッショナルな仕事は、人々に幸せをもたらすものなんだ。それに相応しければ、これ以上のものはないさ」

- ラウルのような(中東からの)オファーは届いたの?君の経験した、こんなに盛り上がったマラガはどう?
「俺の頭の中ではあり得なかったけど、可能性としてはあった。出来る限りハイレベルでフットボールに別れを告げようって事は確かだったよ。そして、それがスペインのリーガだった。世界でも最高のリーグで。俺のゴールはこのリーガで可能な限り多くプレイし続けることだった。マラガにとってはとても若くて随分成長するこのプロジェクトを続けて、CL出場する年は盛り上がるだろうね。やがてそれがこのクラブに何もかももたらしてくれるよ」

- チームメイト達からは沢山メッセージをもらった?
「フットボール界の沢山の人たちから、一杯メッセージを受け取ったよ」

- どんな思い出がある?
「お終いはいつだって最高さ。今年はとても特別だった。俺達は4位で、マドリー、バルサ、バレンシアの次だ。タイトル同然だし、この事はずっと思い出に残るだろうな」

- 試合後、チームメイトに胴上げされてどんな気持ち?
「凄く嬉しかった。チームとはとても良い関係だったよ。俺の思いは率直に話せたし、彼らも俺の最後の試合になるって解ってたんだ」
(asより)


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おまけ。最後にパートナーを組んだロンドン選手によると、彼はルートが引退するとは思わなくて驚いたという。
「最高だった。物凄いストライカーから沢山の事を学べて光栄だし、誇りに思う」

試合中、アップする間も惜しんでピッチ内へ指示を出したり、檄を飛ばしたり、ゴールを祝ったりし続けたルート。それをいちいち確認するように、ロンドン選手もサイドラインのルートを気にしてたっけ。さぞプレッシャーだったろう…。

1月か2月、今年の初め頃にはもう決めていたらしい。思えば、ちょうど冬休みが明けた後から、プレイも生き生きとして見えた。カップ戦でスタメンもあったし、その後ベンチスタートが定着しても、ルートには特に不服なさそうだった。これまでなら「残り数分でプレイするやり方なんか知るもんか」とか、「今すぐ俺を出せ」とベンチからアドレナリン出しまくってた暴れ馬なのに。つまり、気持ちが固まったからこそ、迷いなく自分らしいやり方を全うした訳なのだった。

「自分でやる・1人でやる・全部やる」…それがガチ3原則。自分で自分の辞め方を決めて、納得したやり方で辞めるべく、その為に全力を注いで、すべてやり遂げたんだ。しかも、最後の居場所はベンチではなく、ピッチ上だった。その意味でも最後の瞬間まで、空になるまで全部平らげて、心から「ご馳走さま!」って言えたんじゃないかな。それが何よりいちばんだよ。
# by tototitta03 | 2012-05-20 23:46 | Ruud | Comments(0)

ブラルーズさん、ルートを語る

ここ数日、放心状態で色んな記事を漁るも読むのが追いつかず…とはいえ時間はたっぷりある訳で(涙)、少しずつ気になるものを追いかけてみる。

こうゆう時って、よく関係者や元同僚や縁の人などからお疲れさんコメントや惜しむ声などが届くものじゃないかと思うのだが…今のところ見当たらなくて。それも淋しいお…。そうか、世間はユーロとか五輪とか、オフシーズンの移籍市場とか、色々盛り沢山ですものね。ああ、ポールさん契約延長は喜ばしい限り。でも今はもうしばらく思い出の中に居させておくれ…。

そんな中やっと見つけたのが、オランニェ元同僚のハリド・ブラールズさんコメント。

「あいつが引退を決めたのは残念だよ。勿論、あいつは代表にとっても世界のフットボールにとっても、凄く貴重だ。その資格がある選手なんだよ。あいつはユニークであり、レジェンドなんだ。
あと数年は続ければいいのにって、俺は思ってたけど、でもあいつはその決心をした。ルートは賢いヤツだし、慎重に考えた上でこの決断をしたのさ。

あいつと一緒にやれたのは光栄だし、もう2度と同じテーブルに座れないね。俺達は真面目な話もよくしたけど、一緒にふざけることもしょっちゅうだったんだ」


意外といえば意外なところで、ブラルーズさんからの言葉である。老けて見えるけど年下だったのね…褒めてくれてありがとう。「ユニーク」で「賢い」と評してくれる所に愛を感じます。代表合宿などで真面目なガチ話をしたり、一緒にバカやったりするのが何となく想像できる。そしてルートの狭い交友関係も。奇しくも、お友達であるヘネフォール・オフ・ヘッセリンクもルートに続いて引退を発表されたそうで…。


さて、オールドトラッフォードでのSoccer Aidまであと9日。

Inside Unitedでの「サンキュー、赤悪魔」インタビュウ、そしてこのチャリティマッチ。薄々思いはしたけれど、やはり、ルートにはそれなりの思惑があったのだと解るのだった。あまりに用意周到な…それもまた彼らしく。これまで一度もチャリティマッチというものに縁がなかったガチの、最初で最後の機会がこれだなんて。

恐らく顔合わせや練習などで、試合数日前からマンチェスター入りすることになりそう。ユーロの人もバカンスの人もお忙しいとは思いますが、願わくば、胸毛さん赤毛さんはじめ赤悪魔メイツの皆さん、どうか温かく迎えてやって下さいまし。この機会に集まってガチ同窓会&お疲れさん会でもパーッとやればいいのに。というか、やってあげて!お願い!
# by tototitta03 | 2012-05-19 01:34 | Ruud | Comments(0)

暴れ馬、最後の挨拶



翌日、マラガで開かれた公式会見は、こじんまりとしたものだった。目の前の席にはプレスではなく、家族。レオンティンとその姉、LiamくんとMoaちゃんと、試合中にバナーを掲げてた男の子(甥っ子かな)、ルート妹、ママとパパ、パパの再婚相手であるもう一人のママ、レオの両親など、ファミリー総出で駆け付けて見守っている(何故か弟だけ姿が見えなかったけど)。他にマラガのチームメイトが何人か。

用意してきた書面をスペイン語で、ゆっくりと慎重に読み上げる。ルートの涙目を見るのは、これが2度目だ。泣きそうになるのを何とか堪えてたよう。


「昨日が、プロ選手として最後の試合だった。俺の夢、そしてクラブの夢はCL出場で、今が俺にとって引退するのに相応しいタイミングだと思う。リーガの高いレヴェルやCLでプレイするのに、俺は肉体的限界に達したんだと気付かされた。俺にとって、引退するのにこれ以上のやり方も時期もない、それが俺の最終的決断だ。

マラガとチームメイト、監督、アントニオ・フェルナンデス(スポーティング・ディレクター)、ファルナンド・イエロ(ゼネラル・マネージャー)、コーチング・スタッフとメディカル・スタッフ、それにクラブで働くすべての人たちへ、この忘れられない1年間を感謝したい。俺は世界各地の異なるリーグでプレイしたことを誇りにしてる。でも、俺にとって最大の満足は、毎日毎日、一年一年とフットボールの最高レヴェルに届くよう、必死に努力してきたことだ。

FC Den Bosch、へーレンフェーン、PSV、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ハンブルク、それにオランダ代表のファンにも、この機会を借りてお礼を言いたい。世界中の、サポートしてきてくれた俺のフォロワーたちにも感謝してる。俺のエージェントであり長年の友人であり、真のインスピレイションをくれたアドバイザーと、俺を信頼してくれるNIKEにも。俺の家族、妻と子供たち、すべての友達にも感謝したい。俺のこれほど成功したキャリアは、君たちみんなのサポートのおかげだよ」



「2月か3月に決断したんだ。俺にとって、それが引退するのに相応しい時期だと解った。チームや俺達のしてる仕事に迷惑をかけたくなかったから、前もって公表はしなかった。俺達は究極のゴールに向かっていたし、俺は自分の事で見出しにされたくなかった。一番大事なのは、俺達の夢を叶える為に努力し続けることだから。

このクラブに来た1年前、新しいアイディアと大きな夢を持つ新しいプロジェクトの始まりだった。今、俺達はリーガ4位だ。凄い事だよ、素晴らしい気分だ。俺はチームと、俺達のゴールを支えてくれたこのクラブの全員を祝福したい。

見事な締め括りだったよ。怪我をせず、ほぼ36才でフットボールから引退すること、そして完全に納得して決めることは、俺にはすごく大事なんだ。マラガが見事CL出場を決めて歴史的な年に貢献した、大いなる努力も。

俺は出来る限りプレイして、少しも引退を考えなかった。今は俺がどうするべきか決める時だ。

ファンから受けた愛情とサポートは素晴らしいものだよ。どんな選手もファンを幸せにし続ける為に懸命に働いてるんだし、彼らが気持ちをお返ししてくれる時、それ以上のものはないよ。

俺はずっとトップで引退したかった。最高の年を過ごして、俺達は4位をお祝いしてる。マドリー、バルサ、バレンシアに続いてマラガがいる、これを素晴らしい思い出としてずっと記憶するだろう」



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感極まってちょっと泣きそうな眼を見ちゃうと、やはり堪らないね…。それでも同席したフロント陣と堅くハグして、穏やかな笑顔で手を振り別れを告げるルートだった。この後、家族と共にラ・ロサレダのピッチへ出て、地元ブラバントのインタビュウに答えたり、皆で記念撮影したり。ピッチの上でMoaちゃんがお転婆ぶりを見せていたり。ファミリー大集合でお疲れ様会でもしたのだろうか。

大げさなお別れじゃなくて、ひっそりと静かに家族と。らしいと思う。遥か遠い冒険の旅が終わり、これでやっと故郷へ帰れるかのように。そう、我々にとってはサヨナラかもしれないけど、ブラバントの人々には「おかえり」であり、暴れ馬にとっては「ただいま」なのだから。

# by tototitta03 | 2012-05-16 23:58 | Ruud | Comments(2)
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